京都とアート

京都とアート

旅と写真がテーマのブランド『INSPIRE』の営業担当の林です。今日は京都で出会った素敵なお店についてシェアしたいと思います。

閑散期という概念が通じない激混みの京都では新しいお店が続々とオープンしています。少々オシャレなだけでは埋もれてしまう古都・京都で、デザイン性に惹かれて入ってしまったお店がありました。それはタピオカ店ではなくドーナツ屋だったりします。

錦市場近くの商店街で見かけた『koe donuts kyoto

京都とアート

外から見える内装に”やられたぁ”という印象です。演出というよりアートに近い内装でした。このお店を素通り出来る自信は まずありません。お値段は少々高めでしたが、店員さんオススメのプレーンと幾つかを購入し食べてみると・・・

いたって普通だったのです。ここで、あれっ!これはオカシイぞ。となる訳です。

ネットにより全ての質が向上している現代で、美味しいラーメン屋やドーナツ屋が出来ない訳が無く、最高のレシピも無料で検索できます。この店舗デザインと立地で、珍しくも何ともないドーナツの ”味がそこそこ” なんてことは絶対にないと思い興味を持ってしまいました。

お店も理念が大事になってくる

調べると、そこには「オーガニック」「天然由来」「地産地消」のキーワードで食材を選び、持続可能な今までにないドーナツを提供する筋の通った理念がありました。これを知った時、納得感と共感を感じるんですよね。これで甘くて美味しかったら、嘘っぽくなりますから。

それに店舗設計は隈研吾さんでした。隈研吾さんは、東京オリンピックの新国立競技場や中目黒にある新しいタイプのスタバなどを手掛けられている大御所中の大御所です。身近では建設中の岐阜県庁のアドバイザーもされています。お店を素通りできない訳です。

マーケティングが出来すぎていて人気にならない理由が見当たりません。『おいしい』や『かっこいい』とは違う共感の輪が広がりそうで楽しみです。これをアパレル企業(ストライプインターナショナル)がチャレンジしている事も興味深いので、また伺いたいと思います。

京都で見つけたアートの余韻

京都でスタバと言ったら二寧坂の古民家を改装した店舗が有名ですが、小さな民家に人が多過ぎて二度と行く気になれません。その点、河原町の『京都BAL』に入っている店舗は、日本の若手アーティストたちのアート作品に囲まれてカフェが楽しめる大人の居場所としては最適なお店です。これを京都で味わえるところがたまりません。

京都とアート

チャレンジングな店舗作りなど大手なのに常にユーザーを楽しませようとするスターバックスの姿勢や理念は先を行っていて参考になるなぁと思います。

こう見ていくと、歴史ある街とアート的なアプローチは結構相性がいいのでしょうね。何よりもこの組み合わせは余韻が深まります。今後も素敵なお店との出会いに期待したいと思います。さて、最近めっきり寒くなってまいりました。風邪と乾燥にはお気をつけください。

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