指数関数的な考えかた

新型コロナと「複利」の相違点

金利で言うところの「複利」の考え方を指数関数で説明してみます。

元々の元本に利息を加えて(元本+利息)を新しい元本として再投資していくのが「複利」で、元本が変わらないのが「単利」です。

例えば、年利 5%で1万円を預けた場合、複利と単利ではどう違ってくるのでしょうか。
グラフの青線が「複利」、オレンジが「単利」を表しています。

20年後までは1.3倍ほどの開きですが、40年で2.3倍、60年では4.7倍と時間の経過とともに、あれよあれよと差が開いていきます。

良く見ると、この青の曲線は新型コロナの感染者の増え方にそっくりです。

指数関数的な考えかた

新型コロナの感染者に当てはめた時、拡大を防ぐにはこの曲線のカーブの角度を緩やかにしてピークを下げる事が何よりも重要で、それには早期の対応が効果的です。

「医療崩壊」をさせずに「集団免疫」の獲得に動く場合でも、これは必須だと思います。

これを踏まえると日本では、ここ1、2週間がとても重要な局面だという事がロジックでも理解でちゃうんですね。

指数関数的に考えれば、今後はけっこう激しい数値が出ると予測できるので、そうだったとしても焦らず自衛を継続することが大切です。

繰り返しますが、正しく理解して焦らず冷静な対応が必要です。

 

かつて、アインシュタインに『人類による最大の発明だ』と言わせた複利。

そして今、これに近い現象がもう1つ起きています。

 

バッタの大群が指数関数的に増えている

数千億のバッタが農地を食いつくす惨事が、アフリカから中東、インドで進行しています。

これは新型コロナと相まって、これから世界中で食料難や綿花の価格に影響しそうな予兆を観測できます。
何とか収まってほしいですね。心から願っています。

数値の増え方で未来を予測していくと、世の中がどう変化していくのかという仮説が生まれます。

いろいろ仮説を立てておくと、仮説が面でつながってストーリーが見えてくることがあるので個人的にはよくやっています。

興味のある方はトライしてみて下さい。

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