おはようございます。
岐阜武「インスパイア」の林です。
今回はオールバーズという靴屋で感じたことをシェアしたいと思います。
オールバーズを簡単に説明すると、サンフランシスコ発の軽くて履きやすいと話題の靴屋です。
環境への負担を減らす取り組みに革新性があって、「温室効果ガスの排出をゼロにすること」が究極のゴールとあります。
レオナルド・ディカプリオが投資していたり、アディダスとパートナーを築いたりと話題性があり、日本では半年前に直営店がオープンしています。
結論から話すと、靴の履き心地は最高!
シンプルなデザインは好みが分かれそうです。
エコな価値観を「サステナビリティ」なんて言いますが、日本でエコ商品が根付くのかも考察しています。
原宿駅前のリアルショップに行ってみた
最近オープンしたイケアが入る複合施設「ウィズ原宿」の真隣で、忙しいサラリーマンにも分かりやすくて優しい立地です。
こういう立地センスは大切だと思います。
MAP
ショップ全体はスッキリまとまっていて、ポイントで楽しい!
基本はネットを中心に販売している
サイズで失敗したくない代表アイテムと言える靴。
新しい靴のネット購入は、購入者に相当の勇気が試されます。
この問題を解決するため、
「屋外で履いたシューズでも30日以内なら、送料無料で返品OK」が基本姿勢です。
ネットとリアルをつなぐ取り組みがアグレッシブで興味深い。
薦められるままに履いてみました
素材ラインナップは大きく2種類。
ブランドの根幹商品で高級メリノウールを使用した「WOOL」。
今回履いてみたのは、通気性に優れたユーカリ繊維を使った「TREE」です。
最初に言っておくと、デザインはとてもシンプル。(笑)
スタッフのお兄さんにアドバイスを受けて試しに履いてみました。
サラッと履けて、履いた瞬間はフワッとしています。
確かに軽い!でも抜群に軽いわけではなく、適度に軽くて履きやすい。
家で洗えて、価格も手の届く範囲内・・・
これは買ってしまいそうです。
店員の方が「お近くからですか?」と確認してくれたので、遠方だと告げるとネット販売に誘導してくれました。
持って帰るのは本当に面倒だからね。
こういう接客が店舗スタッフの未来像かも知れません。
ネット販売が主流とあって、接客スタイルはとてもナチュラルで好印象でした。
感覚的に言えば無印良品に近い
ブランドテーマである「シンプルなデザイン」「快適さへの自信」「自然への配慮」
これって無印良品に近いなぁと感じます。
無印良品はブランドが確立されていて、普段よく使っているけど本当にエコだと思っている人はきっと少数派。
逆にオールバーズは、エコに関心を持っている人しか買っていません。
この違いに今後着目していきたいです。
日本にエコは浸透するのか
エコ意識から飛行機に乗らない層までいる欧米と違い、日本では「サステナブル」や「SDGs」という単語だけが独り歩きしている雰囲気を感じます。
説明のつかない自然現象が多発でもしない限り、本当の意味で日本の小売りにエコが根付くのはもう少し先です。
今現在、本気で環境問題に取り組んでいる日本のブランドはそう多くはありません。
最終的に経済合理性を考えてしまいます。
オールバーズなど、最近世に出てくるブランドは、経済(利益)を後回しにする印象を受けます。
人々の共感を得るブランドは「虚像」を作り込むのではなく、「理念の共有」が土台にあってユーザーが商品を購入する事で「共有化」を図っている。
そんな具合になってきていると思うのです。
徹底的に理念を追求する姿勢がブランドを生む
今は商業的に汎用性のあるブランドよりも、問題解決型のブランドを応援したい心情です。
原宿店ではネットで購入すると伝えているのに「靴ヒモ」と「ピンバッジ」2種類のノベルティを頂けました。
その靴ヒモは廃プラで生産されてるようです。
うーっ!恐れ入りました。
INSPIREでも2020年秋物からエコな商品が投入されていきます。
「サステナブル」や「SDGs」、「持続可能」といった単語に慣れておく事がエコに向き合う第一歩かも知れません。
それでは、コロナに負けず今日も良い一日を!
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